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東ッタゆらぎ

先日あったことを記します

『ラブドール』 最終話 諦め

 そう、私は間違いなく殺人鬼と呼ばれた人間、しかしただ殺すのが趣味だったとか、殺すことに意味など求めず本能のままに生き甲斐として、殺していたわけでもなく。

 ただ、動かない女というものに興奮してしまったのである。    世にも奇妙な、近年まれにみるネクロフィリア(死体愛好)であったのだ。犯してきた女性はもう数え切れない。    あれにはとても魅力がつまっている。  死んだ直後の体温の奪われている感覚、また、冷えた後の死に様はまるで美術のようである。 あの瞬間こそは死体界のモナリザともいうべきか、つかの間の最上なのである。    その、つかの間の最上を求め求め続けた結果が多くの被害者を生んだ。  私は非常に紳士的な人間なのである。  200人殺したあたりでこれは殺しすぎなのではないか、あまりにも効率の悪いやり方なのではないかと自分を疑ったのである。  そこで、遠山影鬼の人形に出会った。  彼女の作る人形は現実味にあふれていて。 本当にこの人形のような人間がいるのではないかと疑うほどすばらしい出来であったのだ。  私はこの人形達に惚れてしまったのだ。  惚れたのはもちろん出来がよかったというのだけでなく、まるで死んでいるようであったのだからだ。    私は人形を自身の思い病であるネクロフィリアにそそのかされて、購入をためらうことなく行ってしまった。

 そして一年経った今、このザマである。

 怠くなった生活にピリオドを打つために美鈴を解体しようにも、刃物が握れない。 もう何をしようとも、彼女は殺せない。 それだけが頭に残った。 おそらく私は彼女を愛していたのだろう。 そう今までの人間だれよりも、人形だからこそ、というのではなく、美鈴だからこそであった。 しかし、疑念を申すと言うならば、この先にこのような気持ちにさせてくれるものがいるのかどうかも怪しい。

 一年たった今でも、私は新しいラブドールを欲しい衝動がとまらない。 つまるところの死体愛好の血のしからしむるところといったところだ。

  結局、後悔は拭えぬまま、私は美鈴を売ることを決意した。

 約一般の女性の重さである美鈴をを車の助手席に乗せ、リサイクルショップへむかった。

 買い取りできないといわれ、やむなく川に捨てた。

私は遠山さんとの約束を守れなかった。

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dollデストロイなんていう寒いタイトルを改めました。 やはり適当に書くと後半にダメージを喰らうことを学びました。

というわけで第3話で打ち切りだ。

次は 遊戯王物語を更新

前編はもう更新するのでみんな読めよな!